視覚的に表す🌟リトミックSTEP5
リトミックSTEP5年長クラスでは、3拍子の課題を多く取り扱っていきます。
今回は、ステップをするという課題でした。
ステップひとつをとってもとても大切なことです。リトミックの基本は歩くことにあります。そして何かをしながら何かをする、というように複数のことを同時に行うことも大切な要素になってきます。
ステップを何もない床でやることももちろんたくさんありますが、今回はよりリズムを意識して取り組みたかったので、視覚的に働きかけわかりやすい様にカラーボードを使っていくことにしました。
①ピアノを聴いて何のリズムなのかを聴き取る。(リズム聴取)
聴き取った後、リズムカードでリズムを確認する。
②ボード大小、フープなどをあらかじめ出しておき、どの教具を用いたら良いかを考える。
③拍子、音符の数を考え、何枚のボードが必要かを考え並べる。
④ピアノに合わせてステップをする。
これらを♩♩♩、♫♫♫、の2種類のリズムパターンで行いました。
ピアノに合わせてボードを踏むのは、音楽をよく聴き、アナクルーシスを感じていないととても難しいことです。
アナクルーシス、そしてクルーシスとは?
アナクルーシスとは、何かを行動するときの準備運動のようなものとお考え下さい!
例えば…ジャンプをする時、「せーの!ぴょん!」と跳びますよね☺この「せーの!」がアナクルーシスで「ぴょん!」がクルーシスです。
このアナクルーシスを感じることが出来ないと、日常生活でもなかなかうまくいかないことが増えてしまいます。
・サッカーでボールを蹴る際、片足で踏み込んでもう片方の足を振り上げて蹴る。
・テニスや野球、バドミントンなどのスポーツで、ボールやシャトルが来る前に大きく振りかぶってタイミングを合わせて打つ。
・かけっこの時「よーい…どん!」の掛け声で走り出す。
(かけっこでこの掛け声をすることは少なくないと思います。この「よーい」は、いかに「どん」で勢いよく出られるかリラックスをして準備をします。)
・ピアノなどの楽器の演奏
(アナクルーシスを感じて演奏しないととても窮屈な硬い演奏となってしまいますし、伴奏などでは相手の呼吸を感じ取ることが出来ません。)
などなど、音楽だけでなく様々な場面で必要な要素になって来ることがおわかりいただけたかと思います。
アナクルーシス、クルーシスを感じるレッスンはSTEP1の1歳児さんからたくさん行ってきています。なので、STEP5にもなるとあらためてアナクルーシスを感じて~など言わなくても自然に出来ていることの方が多くあります。ただ、集中しすぎると身体が硬くなってしまい、忘れてしまう事があるので、そんな時はリラックスして挑戦してもらっています♫
毎度「もう終わっちゃったの~!まだやりたい~!」と元気いっぱいなSTEP5の生徒ちゃんたち💗そんな可愛い生徒ちゃんたちとレッスンが出来て幸せです🥰